平成28年度大学入試センター試験の英語(筆記)の講評
大問1 から6 までの例年通りの大問数。
全体としては、やや難化と思われる。
各設問形式は以下の通り。
第1問 発音、アクセント
第2問 文法問題、並び換え
第3問 会話文補充、不要文削除、テーマ要約
第4問 図表読解、ウェブサイトの英文読解
第5問 物語読解
第6問 論説文読解
という構成。
第5問が物語の出題に変わった。
各設問別の寸評。
第1問 平易。
第2問 平易。
第3問 Bの不要文削除はやや判断しづらい。悩んだ受験生も多かっただろう。
第4問 Aのオレンジの問題はやや難しい。特に問1で悩んだ受験生が多かっただろう。
Bのウェブサイトの英文読解は必要な情報を選び出すのがやや煩雑に感じられた。
第5問 センター試験としては久しぶりの物語の読解。一流コックとなり、テレビ出演が決まっている叔父
と主人公とのやりとりについての文章。読みやすく、設問はセンターとして平易。
第6問 オペラが現在直面している問題についての論説文。昨年どおりの形式なので、受験生は
取り組み易かったろう。
全体としてはやや難化したと思われる。例年通りの分量で、英文を普段から読み慣れていないと
時間が厳しい。